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Project 04:くらし支援

帰る家を作ろう

いろんな人が助け合いながら共同で暮らせないか

【くらし支援事業】では、人々の暮らしの場をどのように作り出すのかについて、

議論と試験的な取り組みを行ってきました。

だれもができるだけ自分の意志で生活が営めるようになることが目標の1つにもなっています。ここでいう「暮らし」が何を指すのか。簡単に言うと私たちが暮らす「家」を指しています。日中、仕事や学びの場で生活し、帰る「家」のことです。

 

 普段は家族と暮らす施設の利用者さんの家族からの相談をきっかけにこの事業の取り組みは始まりました。「これからは、家族以外の人とも暮らすことがあるかもしれない。そのときにできるだけ困らないように。」という家族の考えから、試験的にシェアルームで週2日生活することから始まりました。

 

日中の作業を終えてから、次の日の朝仕事に出かけるまで、買い物に行き、ご飯を一緒に作り、ご飯を食べ、お風呂に入り、お風呂を洗い、洗濯をし、干してときにはお酒を飲み、歯をの生活ひとつひとつを確認しながら行ってきました。そして今は週5日シェアハウスで生活するようになりました。

 

 どのような取り決めや生活の工夫が必要かを、課題や困ったが生まれるたびに話し合いながら進めてきました。NPOができてからは、支援事業のひとつに位置づけ、いずれ誰もができるだけ自分で、自分の意思で生活ができるようにという目標のもと活動を展開してきました。

 

今後、くらし事業では、障害者だけを集めて共同生活を目指すのではなく、障害のある人もない人も社会的に困難を抱える人も、赤ちゃんからシニアまで、各世代さまざまな違いを持った人たちが共に生きる暮らしをつくることを目的に活動を行っています。

 

 現在も、見沼田んぼのそばの家で、共同生活に関わって活動を行っています。場所を変え、形を変えながら、のらんどの暮らし事業の試行は続きます。

 

 さまざまな立場で暮らしにかかわってくださる方々との意見交換や勉強会の実施。この暮らしを多くの人たちに知ってもらい、興味を持ってもらう事で、新たな支援の輪が広がっていくような活動。また、障害福祉サービス事業所「アシストまれびと」と連携をとりながら共同生活が円滑になるよう形を作っていきたいと思っています。

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